MacBook Pro (13 inch, Early 2011) がクラッシュして立て直した話
はじめに
いつごろからかはっきり覚えていないですが、なんとなく調子が悪いと思っていたMacBook Proが、今年の6月くらいから本格的に通常動作に支障を来す感じになってきました。
具体的には、突如落ちる、数分おきにカーネルパニック、あたりが致命的な問題で、あとは細かい問題としてiCloudにつながらない、Google Driveが起動しない、時計が自動合わせされない、i.softbankメールが送受信できない、など。
なんとなくTimeMachineで少し前の状態に戻したら直るんじゃないかなどと考えて試みたりしましたが、TimeMachineのバックアップが優秀すぎるというか、そういうトラブルまできっちり記憶して再現してくれるので効果はありませんでした。
ということで、一回きれいに全消しして、OSを入れ直し、しかるのちにTimeMachineから必要なデータだけもってくる感じで復旧しようと思い立ちました。
ところがこれが悲惨なくらいうまくいかず、一日中いじくりまわしたあげくに2ヶ月近くも放置するという結果になりました。
結論から言うと現在、なんとか復旧し問題なく動作しています。
が、まだクリーンインストール後の初期状態のままなので、これからさらに環境を復旧する過程でまたトラブルが起こるかもしれません。
クリーンインストール
たとえば
How to Clean Install OS X Yosemite
こんな感じで、OSXをクリーンインストールする方法はたくさんネットに上がっており、もちろん日本語のサイトもいくつもあります。
だいたいのやりかたは、
- バックアップをとる
- 起動ディスクを作る
- インストーラファイルをダウンロードしたあと、多くのサイトに載っているコマンドをターミナルから打ち込み、外付けディスクを起動ディスクにします
- ディスクユーティリティでMacintosh HDを全消しする
- 起動ディスクから起動し、インストールする
という感じで進むはずです。
ところが、まず数分おきにカーネルパニックが起きるような状態なので、起動ディスクが作れません。
一応起動ディスクを作らなくても、インターネットから直接ダウンロードしてインストールすることも可能ですが、こちらも謎のトラブルによりうまくいかず(たぶん大学のプロキシのせい)。
幸いもう一台Macがあり、こちらで起動ディスクを作っても大丈夫とのことだったので、別マシンで起動ディスクを作成して再トライ。
しかし今度はどういうわけか、最初「あと17分」と出るのに、十数分後、インジケータは15分くらいのところでエラーか、カーネルパニック。
これが何十回も続きます。
エラーメッセージは
PKInstallerrordomain Code=110
だそうですが、結局これが何を意味するのかわかりません。
(しかも最初はこんなメッセージ出なかった気がする…)
Mavericksで復旧
起動ディスクが悪いのではないかと思い、もう一回ダウンロードして作り直そうとしたら、なぜかダウンロードできません。
一回ダウンロードしたマシンからは再ダウンロードは許可されない?
そこで、一応ダウンロードできたMavericksのインストーラファイルから起動ディスクを作成し、同様の手順を行います。
結果は、なぜかすんなりインストールでき、今に至ります。
とりあえず
復旧できたのは素直にうれしい。
このMBPは極度の貧乏暮らしだった修士のころにだいぶ無理をして買ったもので(実際そのあとかなり長期にわたって家賃を滞納した)、簡単に捨てられるような代物ではなく、しかもそれが原因不明のエラーを解決できない自分のせいとなると許せないものがありました。
しかしながら現在ではAppleのデバイス間共有やらいろいろをフルに使って日常を営んでいる都合上、OSをアップグレードするのは必須で(これでまた同じことになったら私のせいとはいえないのではないか)、またなにかしらトラブルが起こりそうな気がしています。
古いバージョンでは機能が不十分なのでアップグレードし、アップグレードするとトラブルが起き、アップグレード後の機能がほしいのでトラブルに対処する。
このマッチポンプがばかばかしくないといえば嘘です。